2016年9月2日金曜日

8月29日(月) ベルギー・Stekene ケルメスレース

距離:117km (7.8km×15周)
出走者数:32名   
天候:晴れ時々曇り
気温:24


2日前のレースで自転車が破損し、部品が手に入らなかった為、残念ながら未出走となりました。

【遠征を終えて】
今回のパールイズミロードレーススクールに参加させて頂き、本当に良い経験をする事が出来ました。
オランダでプロを経験された山宮コーチの元、本場のロードレースを走る事により、如何に自分が弱いかを思い知らされ、何が足りないかを知る事が出来ました。

そしてベルギー、オランダと2ヶ国にわたり活動し、1番に感じたのは、自転車に乗る上での環境の良さでした。道路には、日本より遥かに多くの自転車道が整備され、街を出れば信号が極端に少なく、更に車のドライバーからも配慮して貰える等、練習で走りに行った際は、立ち止まる事が本当に少なかったです。
レースの数は日本と比べ物にならない程多く、それに加えエントリー費が安く、順位によっては賞金が出る。人気スポーツとして根付いているからこそ、こういった素晴らしい環境があり、競技力の高さへ繋がるのだと思いました。

1ヶ月間、山宮コーチには、自転車に関する事はもちろん、日本に居ては絶対に知り得ない、たくさんの事を教えて頂きました。今回この様な機会を与えて下さった、清水会長をはじめとする株式会社パールイズミ様、渡航をサポートして下さった丸山様、現地でサポートして下さった山宮コーチ、活動に協力して下さった皆様に、心から感謝致します。今後は、今回の貴重な経験を活かす事を目標に、頑張って参りたいと思います。本当にありがとうございました。

2016年8月29日月曜日

8月28日(土) オランダ・Zuidland クリテリウムレース

距離:約80km (約2.5km×32周)
出走者数:35名 結果:リタイヤ
天候:晴れ  気温:28


今回のレースはオランダで最後のクリテリウム。コースの形はほぼ四角形で、スタート/ゴール地点からの500m程がレンガ道となっており、区間の終わり際に、連続する直角コーナーがあり注意が必要でした。

初戦以来、オランダのクリテリウムは完走できていないので、最後くらいはと思いスタート。やはり最初の15分間はペースが速く、集団でのポジションをキープする走りに徹します。賞金の懸かった周回のペースアップにも何とか耐え、今まで我慢する事の出来なかった15分が経過。すると、集団のペースが緩むところが出てき始め、見逃さずにポジションアップ。そこから、今までのクリテリウムでは全くする事が出来なかった、アタックへの反応や、自らアタックが可能に。コースには遮るものが無く、風の影響を受けやすい区間があり、そこでは集団のペースが落ちる傾向にあったので、上手く利用して、ポジションを上げたり、アタックをしたりしました。

序盤から中盤のレース展開は、賞金を取りに行く動きで、少数の飛び出しが主で、逃げが続いても1周程で捕まるパターンが多かったです。自分もそれに反応していると、4回目と、6回目の賞金が懸かった周回で、対象の着に入る事が出来ました。レースも半分を過ぎ、残り1514周となる頃、まだ集団は1つで逃げ集団は無く、この調子で走る事が出来れば、完走は問題無く出来ると思っていた矢先、路肩に追いやられ落車してしまいました。クリテリウムなのでニュートラルがあり、元の集団に復帰可能でしたが、自転車の変速レバーが折れてしまい、ブレーキがかけられない状態だった為、そこでリタイアとなりました。

最後のクリテリウムだったので、意気込んでいただけに、こんな形でレースを終える事となり、非常に残念でした。全ては自分の油断が招いた事なので、改めて気を引き締め直したいと思います。


8月25日(木) ベルギー・Evergem ケルメスレース

距離:104km6.5km×16周)
出走者数:37名 結果:19位
天候:晴れ   気温:34

2日前のレースと同様、天候に恵まれ、暑い中でのレースでした。参加者が少なかったので、以前走ったTemseのケルメスを思い出し、脚のある選手達の動きに、乗り損ね無い様、注意して臨みました。

今回は後方よりスタート。すぐにポジションを上げたいところでしたが、集団が一列で、なかなか上がる隙の無い状態。しばらくしてペースが緩んだので、前方にポジションアップすると10名の逃げが出来上がっており、単独追い付くには難しい程、差が広がっていました。少し様子を見ていると、2名がアタックしたので、すかさず乗りますが、あまりペース上がらず、半周と持たずに吸収。その後、集団で走りますが、かなりペースが遅く、小康状態に。

このままでは、あっという間に逃げとの差が開き、取り返しが付かなくなってしまうと思ったので、単発的な動きでも乗るなどしていると、脚のある選手達が動き出し、自分を含めた10名の集団が出来上がりました。ローテーションが上手く機能した為、さっきまでの集団とは段違いのハイペースとなり、先頭集団との差を縮めていきます。
しかし、今の自分の力では、いずれ脚が無くなってしまう強度での、ローテーションが続きました。
やっとの思いでそれに参加し続けていると、コーナーを抜ける度に先頭集団最後尾が、見え隠れし始めます。追い付く事ができれば、少しでも休めるのではないかと、期待を抱きつつ、ローテーションに耐えますが、先頭集団もこちらを意識してか、ペースを上げた模様で、差が縮まらなくなりました。なかなか縮まらない状態で、レースも中盤になる頃、遂に自分は限界に達し、コーナーの立ち上がりに付いて行けず、集団から脱落します。単独となり、1周半程走ったところで、周回は足りないもののゴール扱いとされ、自分のレースは終了。その後のレース展開は、自分の入っていた集団が前に追いた模様で、人数が(途中で1名がトラブルによりリタイアし)18名となり、最終回まで人数を減らしながら進む展開となっていました。

今回のレース、ようやく先頭集団へと繋がる動きに乗る事が出来ましたが、そこに入る選手達と自分の実力差を、非常に感じました。しかし、今までのレースでは、それを知る事無く後方集団に取り残されていたので、今回のレース、とても良い経験にする事ができました。残るレースは、クリテリウムとケルメスが、1レースずつ。どちらも悔いが残らない様に走りたいと思います。


2016年8月25日木曜日

8月23日(火) ベルギー・Booischot ケルメスレース

距離:120km (7.5km×16周)
出走者数:80名 結果:35
天候:晴れ   気温:31

天気に恵まれ、風も穏やかでしたが、気温が30℃近くまで上がり、こちらに来て一番暑い中でのレースでした。コースはいくつかのコーナーに石畳や段差があり注意が必要でしたが、道幅広く走りやすかったです。

スタートは3列目から。序盤から常に前方に位置し、対応できるアタックには全て付いて行きます。
一時、数名で抜け出していたところ、後ろからどんどん選手が合流し、20名程で抜け出す形になりましたが、1周と持たず集団に吸収。その時、逃げを決めようとペースを上げる為にかなり脚を使ったので、集団で少し休んでいると、その間に逃げグループ16人ができてしまいます。脚が回復する頃にはかなり差が開いており、自分の今の力では単独追いつく事は難しいと思い、ペースを上げて先頭を引くなど、集団が活性化する様試みました。しかし、後が続かず集団のペースは上がったり下がったりを繰り返します。ペースが下がっている時にはアタックがあり、それによって中盤辺りに8名の逃げが決まってしまいます。その逃げが決まって以降、自分から動けるほど脚は残っておらず、ただ付いて行く事しかできない状態に。
終盤まで38名の集団で進みます。途中、中切れによって集団が2つに割れる場面があり、後方集団に取り残されましたが、1名の選手と抜け出し、前に追い付きます。しかし、しばらくすると遅れた選手達も続々と追い付き、集団は再び一つに。その後アタックはあれど、すぐに吸収されるものが多く、集団ゴールの流れとなり、自分は集団12番手でゴールし、レースを終えました。

今回のレース、以前のトレーニングレースで指摘された、集団で走っている際の位置取りがまだまだ甘く、風を受けて走る場面があったので、今後も注意して走りたいです。序盤のレース運びは、今まで走ったケルメスに比べると、動いた方でしたが、それでも先頭集団に入る事ができませんでした。まだ自分の実力が、そのレベルに達していないと思いますが、残り少ないレースで挑戦していきたいと思います。




2016年8月23日火曜日

8月20日(土) オランダ・Pijnacker クリテリウムレース

距離:90km(約1.10km×84周)
出走者数:54名  結果:34
天候:晴れ  気温:21

今回のレースは、企業の多く集まるロッテルダム近郊での開催で、大会にスポンサーが付きやすく賞金が多く出る為、例年、強い選手が出場する大会になるそうです。コースは道幅が広く長方形の形をしていた為、特に難しいと感じるコーナーは無し。風が少しあり、ホームストレートは左後ろ、バックストレートは右前から吹くコンディション。長い辺の部分が横風だったので、厳しい展開になると思いました。

エントリーは54名。前回の反省から、今回は早目に整列へ行き、2列目からスタート。序盤からハイペースな展開に付いて行くのが必死な状態。やはりホームストレートとバックストレートは風下側に集団は寄り、一列棒状となります。スタートしてすぐのポジションは20番手辺りに位置していましたが、アタックや賞金の懸かった周回でペースが上がった際、位置を落としてしまい次第に後方へ。コーナー立ち上がりから、ダッシュする距離がどんどん長くなり、脚が削られて行きます。そして気が付けば最後尾付近となり、2人前の選手が中切れしたのきっかけに、一緒に集団から千切れました。
その後は遅れた選手と走りましたが、しばらくすると集団にラップされます。前回のクリテリウム同様、ラップされても走り続けて良かったので、抜かれた集団の最後尾に付き周回。途中、単独になる時間もありながら、先頭集団が残り10周となるところまで走り 、レースを終えました。

以前からコーチより、オランダのクリテリウムはスタートから15分単位でハイペースのOn/Offがあり、ふるいに掛けられるパターンが多い。そして、1時間を越えると若干落ち着き、しかし、後半にまたハイスピードになる駆け引きがあるので、それを乗り切らなければ完走は出来ない。それに加えて、オランダではクリテリウムがロードレースの基礎に位置付けられているので、クリテリウムがまともに走れて、クラッシクレースやステージレースの選抜メンバーに選ばれるという話を聞かされております。
前回と今回のクリテリウム、どちらも1時間と持たず、集団に残る事ができませんでした。今の自分は、基礎がまだまだ出来ていない事になるので、
それを頭に入れ、残り1レースあるクリテリウムを
走りたいと思います。


2016年8月22日月曜日

8月18日(木)オランダ・Dordrecht トレーニングレース

距離:90分+3
出走者数:44
天候:晴れ 気温:24

今回はオランダの自転車クラブが所有しているサーキットを使用してのトレーニングレースでした。
コースには、1ヶ所短い上りがあり、路面は広く、綺麗に整備されており、非常に走りやすかったです。トレーニングだったので、後半の事は考えず、脚のある限りどんなアタックにも反応するつもりで臨みました。

エントリーは44で、夜の1900にスタート。序盤からアタックがある度、とにかく反応して行き、35名程で抜け出す展開が続きます。しかしブレーキを要する様なコーナーが無く、集団で流れやすいコースの為、1周と持たず捕まります。中盤までこの様な状態が続き、集団は絞られながらレースが進みました。終盤に入るとどの選手も消耗しているのか、アタックが減少。
その代わりに、先頭交代で前に出た選手が、後続が続いてない為に、不意な形で集団から抜け出すといった事が増えました。残された時間とラストの3周を合わせ残り4周程となった時、自分が前述の様な状態になり抜け出します。残っている力を出し切ろうと思い、1人で踏み始めると、後方より1名の選手が合流。2人で均等に先頭交代しながら、集団から5秒差程で逃げます。
そのまま差は縮まらず、ラスト周回へ。特に牽制する事も無く走り、逃げ切りは決定的となり迎えたホームストレート。相手の選手がかけて行くのに合わせるも、抜く事はできず2着でゴールとなりました。

今回、多くのアタックに反応しましたが、集団を引き連れて行く事が多かったです。アタックに着いて来られやすいという事は、ダッシュが遅いという事なので、やはり自分の課題は瞬発力だと思いました。最後のゴールも自分の持っている最高速度が低い為、前に出られ無かったです。レース後にはコーチより、集団で走っている際の位置が風を受けて良く無いのと、不用意に後方を確認していると指摘して頂きました。最後まで追い込めた点と、コーチに指摘して頂いた事が分かり、良いトレーニングになりました。

2016年8月19日金曜日

8月16日(火) ベルギー・Temse ケルメスレース


距離:約116km (約8.3km×14周)
出走者数:34(結果22位
天候:晴れ  気温:24



参加者は少な目でしたが、
BMCU23の選手2名とコンチネンタルチームCibel –Cebonの選手が1名、そして元プロ選手が1名出場していました。コースは8の字を描く様なレイアウト。2km程の区間が道幅狭く、コーナーが続き、路面の荒れた区間となっていました。前回のロードレースは、序盤から強い選手が次々に抜け出して行き、いつの間にか自分は後方集団となっていたので、今回はそうならない様、抜け出す動きには積極的に反応しようと思い臨みました。

スタートは最前列から。スタートして2km程の区間は向かい風が吹いていた為か、特に動きは無く進みました。
その区間を終えた後、道幅の狭い区間に入るのですが、そこから集団に動きが出始めます。集団前方のポジションをキープしていた為、アタックには対応しやすく、何度か少数で抜け出す形になりましたが、ペース上がらず集団に吸収されてを繰り返しました。
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周目は、BMCの選手やコンチネンタルチームの選手に目立った動きは無く終わりましたが、2周目に入りその選手達の動きが活発に。道幅の狭い区間を利用して、抜け出しを図って行きますが、なんとか対応し、10名程で抜け出す形になります。しかし、そこから更にアタックがかかり遅れてしまいました。後ろから数名のグループが来ましたが、速度差があり上手く着くことが出来ず、自分はメイン集団へ戻りました。2周完了時、逃げ集団は13名、10秒差程でメイン集団に。3周目、BMCの選手が1名、メイン集団に残っていたので、まだ逃げに追いつく余地があると思いましたが、この選手はコース中盤にある追い風の区間を利用し、単独アタックし前に追い着いて行きました。その勢いの違いに自分は対応する事ができませんでした。

結局この選手を加えた14名が3周目を終えたところで逃げを決めた状態になり、先頭グループ
14名、後続グループ10名に。前は脚のある選手
の集団、自分含めた後ろは脚の無い選手の集団
となった為、その後は周回を重ねる毎にタイム差
が拡大し、残り4周の時点でゴール扱いとなりレース
を終えました。
まだ気持ちのどこかでレース終盤の事を考えてしまい
、序盤で脚を使う事に躊躇しているところがあります。
今回の様に勝負のかかった集団に入っていなければ、
距離を完全に走れずにレースから降ろされてしまうので
余計な考えを捨て、残りのレースを思い切って走りたい
です。